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不定期こーしん☆

オートフィクション

今しか表現できない絵や文章がたくさんあって、でも 砂漠を手でえぐったみたいに捉えどころがなくて、いつも本質的に何かが欠けていて、その事実だけが燦然と輝いて見える 風が吹くみたいにすべてが自分を追い越して、過ぎ去っていく 絶望する暇もない

扇風機のモーター音を聴き続けたり、時計の針を目で追ったりする日々から散り散りになっていく文章が宇宙のごみみたいに漂っている

悩みは包丁や鋏で切って誰かに分け与えることができないので、私だけが私を見ている 肥大化した自我は私の部屋を抜け出して、いまここにある 夏の夕暮れはあんなにもやさしい