季語もない リズムだけで作られた 一年前の短歌たちです↓
ねえ見せて何描いてるの に今のまま応えられない君でいて
台風であらゆる怠惰が許される 世紀末みたいじゃん楽しい
飼い猫に見つめられてる私はまるで、地球と対峙してるみたい
ときとして言葉は意図より語るから沈黙すれば正解できる?
もう会わない人との最期の夜の月、半端な満ち欠けで良かった
夕暮れの南千住の駅前の踏まれてへこんだわかばの行き場は
いままでもこれからも一人と思ってた 無神論者から神学者への転回
エアコンの電池が抜けたリモコンの停止ボタンを一心に押すよう
? でもね 本当は全部知ってるよ、違反切符を切らないだけで
優しさが過剰になるとその途端よそよそしさに変わる微妙さ
「無理」とかいうクソデカ感情の抽出をその辺のギャルと分かち合う回